差し出がましいの正しい使い方!類義語や英語表現も例文解説

「差し出がましい」の正しい使い方!類義語や英語表現も例文解説
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「差し出がましい」はビジネス上において、目上の人や取引先の相手に対して会話やメールでしばしば使われる表現です。使用する状況や使用方法によって誤解を招く恐れもありますのでしっかりと意味を理解して使えるように準備しておきましょう。

目次

「差し出がましい」の意味

「差し出がましい」の意味

「差し出がましい」の意味と本来の言葉の意味について解説していきましょう。

「差し出がましい」とは

ビジネスにおいて目上の相手や取引先に対して、地位や立場を超えて「余計なこと」や「でしゃばるようなこと」を言わざるを得ないようなケースがあります。このようなときにまくらことばとして、「余計なことを言わせていただきますが」という意味で「差し出がましいことを言わせていただけば」という使い方をします。

「差し出がましい」の本来の意味

「差し出がましい」は「差し出」と「がましい」から成り立っています。本来「差し出」は「人の前に出る」「目立つ」という意味で「~がましい」とは「何かをしているかんじ」を表す言葉です。例えば「言い訳じみたことを言っているさま」を表す「言い訳がましい」や「相手の意向を考慮することなく無理やり押し付けるさま」を表す「押しつけがましい」や「いかにも恩を着せているかのようなさま」を表す「恩着せがましい」のような使い方をします。

この「差し出」と「がましい」が1つの言葉となり「目立つようなことを言わせていただきますが」から「でしゃばったことを言わせていただきますが」の意味の言葉として使われるようになりました。

参照:Weblio辞書「差し出がましい」

「差し出がましい」の使い方

「差し出がましい」の使い方

使う相手により「差し出がましい」の使い方を解説していきます。

後輩や部下に対して

例文

差し出がましいことを言うようだけれど君の仕事に対する姿勢は改めるべきだ。

後輩や部下の仕事に対する姿勢に疑問を感じたときには忠告や注意をせざるを得ないことがあります。そのような場合に、最低限の礼儀として相手へのインパクトを緩和するために「差し出がましいことを言うようだけど」を使います。

上司に対して

例文

差し出がましいことを申し上げますが部長の方針に部内の者は皆、反発しています。

目上の人に対してできる限り謙虚な姿勢を示すために「でしゃばるようなことを言うようですが」という意味で「差し出がましいことを申し上げますが」という言い方をし、これから言おうとする発言や意見を緩和させるために使っています。続けて、皆の声を代弁して「言いにくいことですが敢えて、部長の方針に反発していると言わせていただきます」という言い方をします。

目上の人に対して

例文

差し出がましいことを申し上げて大変失礼しました。顧客の立場に立って考えると、どうしても言わざるをえない気持ちになりました。

上司や取引先の人に対して苦々しいことを言わなければならない時に「でしゃばったようなことを言って申し訳ありませんでした。」と謙虚な姿勢を示し、「顧客の立場に立って考えると真実の声、顧客が感じていることを言わざるをえませんでした。」とその理由を説明しています。

「差し出がましい」を使う場合の注意点

「差し出がましい」を使う場合の注意点

「差し出がましい」は使う相手によって注意が必要です。

目上の人や取引先に対して使う場合

言われる立場の人にとって「余計なこと」もしくは「でしゃばるようなこと」と感じることを言おうとするときに使う言葉ですのであくまでも謙虚な姿勢で「もしかしたら、大変差し出がましく感じられることと思いますが」「でしゃばるようなことで、差し出がましいと感じられるかも知りませんが」というような言い方で切り出す必要があります。

部下や目下の者に対して使う場合

部下や目下の者が出すぎた言動や行動を取ったことに対して、これをいさめたり注意したりする意味で「先ほどの君の言動に対して、差し出がましいことを言うようだが」というような使い方をします。言葉としては相手に対してきつく感じることもありますが、基本的に部下や目下の者の成長を願って敢えて言いにくいことでも言わざるをえないようなケースがあります。このような場合は、臆することなくはっきりと言うべきです。

「差し出がましい」の類義語・言い換え

「差し出がましい」の類義語・言い換え

「差し出がましい」と同じ意味の「厚かましい」「僭越」「でしゃばった」について使用例を交えて解説していきます。

「厚かましい」

「厚かましい」は「差し出がましい」「ずうずうしい」の意味で、「差し出がましい」と比べると少し強めの言い方になります。

例文

厚かましい言い方をさせていただければ、明日の会議はキャンセルすべきです。


「本来は、私が言う立場になく、ずうずうしい言い方をさせていただければ」とかなりへりくだったまくらことばとして「厚かましい」を使い、続けて「明日の会議はキャンセルすべきです。」としています。例えば、予定していた成果などを社内的にお披露目したかったところが、思わぬトラブルなどでそれがかないそうもなくなってしまった場合などが考えられますね。

「僭越」

「僭越」は「自分の立場をわきまえずに出過ぎたことをする」という意味で使います。へりくだった言い方のため目上の人や上司にのみ使い、目下の者や後輩などには使いません。

例文

僭越ながら会議の司会を務めさせていただきます。

「本来は自分のような若輩者はふさわしくないかもしれませんが、精一杯務めさせていただきますのでよろしくお願いします。」との意味で使います。

「でしゃばった」

「でしゃばった」は「差し出がましい」と同様の意味を持った言葉で、話し言葉としては使いますがビジネスやフォーマルな場で使うことはありません。

例文

でしゃばったまねをして申し訳ないけど既に彼には先日の打ち合わせの結論は伝えておいた。


同僚や部下に対して、本来は、自分の役割ではない行動を取ったことに対して最低限の礼儀を示すために「でしゃばったまねをして」をまくらことばとして使っています。そして、「先日の打ち合わせの結論を伝えておいた」とつなげています。

「差し出がましい」の対義語

「差し出がましい」の対義語

「差し出がましい」は「でしゃばったことを」の意味になるので「謙虚な」「しおらしい」が反対の意味の言葉になります。しかし、会話やメールにおいて、発言する際に「差し出がましいことを言わせていただければ」と反対の意味の発言として自ら「謙虚な発言をさせていただければ」「しおらしい発言をさせていただければ」という言い方をすることはありません。

「差し出がましい」を英語では

「差し出がましい」を英語では

「差し出がましい」のいくつかの英語表現「Excuse me if this is uncalled for, but ~」「I’m afraid I’m being pushy, but ~」を紹介していきましょう。

Excuse me if this is uncalled ~

「Excuse me if this is uncalled for, but ~」は「差し出がましいとは思いますが~」の意味で使われます。

例文

Excuse me if this is uncalled for, but I cannot agree your opinion.
差し出がましいとは思いますが、私は先生の意見には賛成できません。

I’m afraid I’m being pushy, but ~

「I’m afraid I’m being pushy, but ~」は直訳すると「私は厚かましいことを言うことを恐れているが、しかし~」が、実際には意訳すると「差し出がましいとは思いますが~」との意味で使われます。

例文

I’m afraid I’m being pushy, but I think you should not join tomorrow meeting.
差し出がましいとは思いますが、あなたは明日の会議に出席すべきではないと思います。

まとめ

「差し出がましい」は相手に対して意見などを言う場合にその言葉がとげとげしくならないようにまくらことばとして使われます。類義語も含め言い回しを変え仕事やプライベートで使ってみてください。

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