「ご連絡」の意味と使い方とは?敬語の種類・類語もわかりやすく例文解説

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    「ご連絡って丁寧語?謙譲語?尊敬語?どれ?」とお悩みですか?「ご連絡」は丁寧語・謙譲語・尊敬語すべての意味で使えます。本記事では、紛らわしい敬語「ご連絡」の正しい使い分けや類語、英語表現など解説します。正しい理解を定着させましょう。

    目次

    敬語表現のおさらい

    敬語表現のおさらい

    「ご連絡」の敬語の種類を理解するために、敬語表現の基本から確認しましょう。敬語の3つの種類である、丁寧語、謙譲語、尊敬語についてかんたんに以下のようにまとめました。

    ・丁寧語(です、ます、ございます)
    ・謙譲語(お~いたす、ご~いたす、お~申し上げる、ご~申し上げる)
    ・尊敬語(お~になる、~なさる、~れる・られる)

    そのほか、単語そのものが謙譲語である「参る」、「申す」や単語そのものが尊敬語である「おっしゃる」、「召し上がる」などもあります。また、接頭語といって、単語を丁寧に表現する、あるいは相手の動作に付けることで尊敬の意を表すために単語に「御(ご、お)」を付けることも。

    「ご連絡」の意味とは?

    「ご連絡」の意味とは?

    「ご連絡」は「連絡」を丁寧にした表現です。

    「連絡」の敬語

    「連絡」の敬語は、接頭語「ご」をつけた、「ご連絡」となります。「ご連絡」が丁寧語なのか、謙譲語なのか、尊敬語なのかは後に続く文や、シチュエーションなどから判断しなければいけません。

    「ご連絡します」は丁寧語

    「ご連絡します」といった場合は、「連絡します」の丁寧語となります。「ご連絡」に、言葉を丁寧にする接頭語「ご」と、丁寧語「ます」をつけて「ご連絡します」です。「連絡します」ともいえますが、「ご連絡します」といった方がより丁寧な表現になります。

    「ご連絡いたします/申し上げます」は謙譲語

    「ご連絡いたします」や「ご連絡申し上げます」は、「連絡する」の謙譲語です。謙譲語表現である「ご~いたす」、「ご~申し上げる」を適用した形となります。

    「連絡なさる」や「連絡される」は、「連絡する」の尊敬語です。「連絡する」に尊敬語表現である「~なさる」、「~れる」を適用した形となります。

    「ご連絡」の使い方と例文集

    「ご連絡」の使い方と例文集

    「ご連絡」の使い方と使用するときの注意点、例文を紹介します。ビジネスシーンで使えるフレーズを紹介しているので、そのまま覚えて使いまわしてください。

    「ご連絡」の使い方

    「ご連絡」は、相手に連絡をして欲しいときや自分が連絡するときに、後ろに文を追加して使います。

    「ご連絡」を使用するときの注意点

    「ご連絡」を使用するときは注意するべきことがあります。ここでは「ご連絡」にまつわる注意点を3つ解説します。

    ご連絡ください

    「ご連絡ください」は、相手に不快感を抱かせる恐れがあるので使わないようにしましょう。「ください」と断定していて連絡を強制するニュアンスがあるからです。「ご連絡ください」ではなく、「ご連絡お待ちしております」や「ご連絡いただけると幸いです」などを使うと柔らかい印象を与えられます。

    ご連絡させていただきます

    「ご連絡させていただきます」は、連絡する許可を得たときにだけ使いましょう。「~させていただく」は、「~させてもらう」の謙譲語ですが、本来許可を得たことをするときに使う表現だからです。「連絡」に関して特に許可を得てないシチュエーションで「ご連絡させていただきます」と表現すると、相手から「別に連絡する許可をしていないし、そもそも連絡することに許可なんていらないし」と不自然に思われる恐れがあります。

    連絡の依頼を受けた場合は「ご連絡させていただきます」と表現しても問題はありませんが、「連絡する」ことを相手に謙譲語で伝えたいときは、なるべく「ご連絡いたします」や「ご連絡申し上げます」を使いましょう。ビジネスシーンにおいて「ご連絡させていただきます」を使ってしまう人は多いので注意してください。

    ご連絡差し上げる

    「ご連絡差し上げます」といった表現はなるべく使わないようにしましょう。人によっては上から目線な表現だと感じるからです。「ご連絡差し上げる」は「連絡を与える」の謙譲語ですが、「連絡を与える」には上から目線なニュアンスが入っていることがわかります。

    ただし、相手にとってメリットがあることを連絡するときに「ご連絡差し上げる」を使う場合もあると知っておきましょう。たとえば、お客さんが入荷待ちしている商品があるとき「入荷しましたらご連絡差し上げます」といった具合にです。

    「ご連絡」の例文

    「ご連絡」を使った例文をいくつか紹介します。

    「ご連絡」を丁寧語として使う例文

    「ご連絡」を丁寧語として使う例文は以下のとおりです。

    ・都合がついたときにご連絡します。
    ・ご連絡が遅れてしまい申し訳ございません。
    ・来週ご連絡してよろしいでしょうか?

    「ご連絡」を謙譲語として使う例文

    「ご連絡」を謙譲語として使う例文は以下のとおりです。

    ・あらためてご連絡いたします。
    ・恐れ入りますが、本日中にご連絡申し上げます。
    ・明日の会議の件でご連絡いたしました。

    「ご連絡」を尊敬語として使う例文

    ご連絡ありがとうございます 「ご連絡」を尊敬語として使う例文は以下のとおりです。相手が「連絡する」行為をとるときには、尊敬を表す「ご」を「連絡」につけて「ご連絡」とします。

    ・ご連絡いただきましてありがとうございます。
    ・お暇なときにご連絡お願いします。
    ・ご丁寧にご連絡ありがとうございます。

    「ご連絡」の類義語・言い換え

    「ご連絡」の類義語・言い換え

    「ご連絡」の類義語・言い換えを4つ紹介します。

    ご報告

    「ご報告」は、「ご連絡」の言い換え表現として使えます。すでに完了したことや、結果を知らせる場合は、「ご連絡」にかえて「ご報告」を使っても問題ありません。使い分けとしては、「ご連絡」は、物ごとの内容をかんたんに伝えるときに使い、「ご報告」は、物ごとの結果を伝えるときに使うと理解しておきましょう。

    ・今月の売り上げ目標を達成したことをご報告いたします。(売上目標を達成した結果を伝える)
    ・審査が完了したことをご報告します。(審査が完了した結果を伝える)

    ご案内

    「ご案内」も、「ご連絡」の言い換え表現として使えます。道や場所、しくみなど何かを人に教えるときに「ご案内する」と使います。物ごとを人に教えるときには「ご連絡」よりも「ご案内」を使った方が自然です。

    ・新料金プランについてご案内いたします。
    ・この街の有名観光地を順にご案内いたします。

    ご一報

    「ご一報(ごいっぽう)」も、「ご連絡」の言い換え表現として使えます。かんたんに伝えるときや、最初に知らせるときに「ご一報する」と表現します。ビジネスシーンにおいて「ご一報」は、「ご一報ください」や「ご一報いただけますか」など相手からの連絡がほしいときに使われる表現です。

    ・作業が完了しましたら、ご一報お願いできますか。
    ・資料をご覧になったら、ご一報いただけますか。

    「ご一報ください」の前に、「恐れ入りますが」や「恐縮ですが」をつけると丁寧な印象を与えられます。

    ・恐れ入りますが、本日中にご一報ください。
    ・大変恐縮ですがご一報くださいませ。

    お知らせ

    「お知らせ」も、「ご連絡」の言い換え表現として使えます。何かを知らせるときや、知らせてほしいときに、「お知らせします」や「お知らせください」などと表現します。また、「ご連絡」は口語と書き言葉ともに使えますが、「お知らせ」は書き言葉として使われることが大半です。

    ・新商品についての、最新情報をお知らせします。
    ・何かお困りごとがございましたらご遠慮なくお知らせくださいませ。

    「ご連絡」を英語でいうと?

    「ご連絡」を英語でいうと?

    「ご連絡」を英語でいうと「contacting」となります。

    ・Thank you for your contacting.(ご連絡ありがとうございます。)

    また、相手の連絡を求めるときによく使う表現として、以下のものがあります。

    ・I hope to hear from you soon.(ご連絡お待ちしております。)

    ともに使い回せる表現なので覚えておくと便利です。

    まとめ

    「ご連絡」は、「連絡」に接頭語「ご」がついたものである場合や、謙譲語である「ご~いたす」、「ご~申し上げる」がついたものである場合があります。どれに該当するかは後ろに続く文や、文全体のニュアンスから考えましょう。

    また、「ご連絡ください」や「ご連絡させていただきます」、「ご連絡差し上げます」などは場合によっては相手に不快感を与えてしまう恐れがあるので、なるべくほかの表現を使ってください。

    この記事を参考に、ビジネスシーンで頻繁に使われる「ご連絡」をうまく使いこなせるようになりましょう。

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