「いぶし銀」の意味と使い方とは?語源や類語・対義語・英語表現を例文付き解説

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    「いぶし銀」という言葉をご存じですか。聞いたことはあってもその正確な意味まではよく知らないという方必見です!今回は「いぶし銀」の意味と使い方、類語や対義語・由来や英語表現に加え「いぶし銀」と呼ばれる人の特徴についても詳しく紹介します。

    目次

    「いぶし銀」の意味とは?

    「いぶし銀」の意味とは?

    「いぶし銀」という表現を聞いたことはありますか?日常生活においても頻繁に使われる言葉ではありませんが、日本人なら知っておいても損はない単語です。今回は「いぶし銀」という言葉の意味や、演技の世界において「いぶし銀」とはどういった役者さんのことなのかについて詳しく解説していきます。さっそく見ていきましょう。

    「見た目は地味でも実力や魅力があるもの」

    「いぶし銀」は「見た目は地味でも実力や魅力があるもの」という意味があります。端的にその特徴を表現するならば目立たなくても実力がある人のことを指します。自分の実力を誇示したり、自慢したりする人のことはではありません。スキルやキャリアが伴っていて、尚かつ、目に見えないところでしっかり支えてくれる人を表現する言葉です。仕事のやり方が確実で信頼感がある人のことを「いぶし銀」といいます。

    演技の世界においては「名脇役」と同じ意味

    「いぶし銀」は演技の世界では「名脇役」という意味があります。自分は表に出ず、 主役を上手く引き立たせる役のことを「名バイプレーヤー」と表現します。こういった人たちの名演技のおかげで、ドラマや演劇において主役の良さがより引き立っているのは言うまでもありません。役者さん自体に華やかさがなくとも、その演技は魅力に溢れています。後で作品を振り返った時に、心の底に残っている演技をする人。そのような演技をする役者さんは「いぶし銀」と呼ばれます。

    「いぶし銀」の由来・語源

    「いぶし銀」の由来・語源

    「いぶし銀」の由来は「銀」という金属にあります。 普通の金属は、単体で放っておくとサビて黒く変色してしまいます。しかし、銀を硫黄につけて置いておくと化学反応で硫化銀が生成し、その色は黄味がかった色合いから次第に黒色へ変化していきます。長い時間をかけて変色していく姿は深みを感じるものになります。見た目は煌びやかではありませんが、わびさびを感じさせる質感が生まれます。こういった特徴から「いぶし銀」という言葉は「目立たないが魅力的な人」という意味を持つようになりました。

    「いぶし銀」の類義語・言い替え

    「いぶし銀」の類義語・言い替え

    「いぶし銀」の類義語や言い換え表現について紹介します。ここで紹介する言葉は「味わい深い」と「円熟味」の2つの言葉です。これらの言葉に共通するのは、「目立たないが優れている」というニュアンスです。近い意味の言葉を知ることで表現の幅が広がります。この2つの言葉の意味と使い方について詳しく見てみましょう。

    「味わい深い」

    「味わい深い」という言葉は、人や物、食べ物の味に対しても使われます。深みを感じたり、しみじみとした風情を感じた時などに用いられます。奥が深いコーヒーを飲んだ時などに使われることもあります。「甘い」や「 酸っぱい」などの単純な味ではなく、「渋み」や「苦み」といった複雑な味が絡まって深い香りを出している様子を表現するときに「味わい深い」という言葉で表現されます。例文としては「このコーヒーはこだわりが凝縮されていて味わい深い」の様に使われる言葉です。

    「円熟味」

    「円熟味」とは「円熟を感じさせる趣」という意味があります。「円熟」という言葉は「人格や知識などが十分に発達していること」や「中身が豊かで奥が深いこと」を表します。例文としては、「やはりクラシックの名曲は円熟味がある。」や「老舗料亭が出す日本酒は円熟味が深い。」というように使われ、音楽や料理の味、人の技術などを褒めるときに用いられます。

    「いぶし銀」の対義語

    「いぶし銀」の対義語

    「いぶし銀」の対義語となる言葉を紹介します。ここで紹介するのは「カリスマ性」と「華がある」の2つの言葉です。これらの言葉に共通するのは「目立つ」というニュアンスになります。反対の意味の言葉を知ることは、言葉の理解を深める上でとても重要になります。2つの言葉の意味や使い方について詳しく紹介します。

    「カリスマ性」

    「いぶし銀」の対義語として「カリスマ性」という言葉があります。この言葉は「多くの人を魅了する様」を表しています。「神からの授かり物」という意味から派生し、このような意味を持つようになりました。元々、「カリスマ性」という言葉は「人智を超えていたり、非人間的な能力を持っている人のこと」を指して使われていましたが、現代では「たくさんのファンを抱えている人や、 ある分野におけるパイオニア」に対して使われる言葉になりました。例えば「彼はホスト界のカリスマ的存在である。」「彼は美容師業界において、今やカリスマ的地位を占めている。」というように使われます。

    「華がある」

    「華がある」とは「華々しさ」があることを指す言葉です。一方、「いぶし銀」という言葉は「華々しさ」とは 反対のニュアンスを持つ言葉になります。 「華がある人」とは、その見た目やオーラで周りの注目を惹きつける魅力がある人のことを指します。道端で歩いていたとしても、その人だけ目立つような雰囲気をまとっているのです。例えば、「彼女にはとても華があり、合格は決まりきったものだった。」「あの芸能人は変装していても華があるので周囲の人が気づいてしまう。」といったように、理屈では説明できないような魅力を放っている人に対して使われます。

    「いぶし銀」と呼ばれる人の特徴3選

    「いぶし銀」と呼ばれる人の特徴3選

    ここではビジネスシーンにおいて「いぶし銀」と呼ばれる人の特徴を3つ紹介します。普段は全く目立たないのに、いざという時にすごい力を発揮する人がどこの部署にも一人はいるでしょう。そういったいぶし銀的な役割をする人の特徴を詳しく紹介します。

    「ここぞという時に力を発揮してくれる人」

    「ここぞというときに力を発揮してくれる人」は「いぶし銀」と呼んでも過言ではありません。普段は目立つことなく、粛々と仕事をこなすタイプで自己主張もしないというおとなしい人が、突発業務や予期せぬトラブルにおいて大活躍するときがあります。普段目立たないだけに、その人の有能さがあまり知れ渡っていないという側面もあります。いざという時に助けを求めると大変頼りになる存在です。このようなタイプの人は、プレッシャーがかかっている状況においても仕事を効率よく片付け、恩着せがましさがないのが特徴です。

    「ベテランで職人気質」

    「ベテランで職人気質」の人も「いぶし銀」と表現されます。口数は多くなく、長く勤めていて、自己主張をしないのがそういった人の特徴です。目立ちませんがその人がいなくなるとチーム全体が困ります。仕事の専門性も高く、その人にしかできない仕事がたくさんあるので、欠勤や退職などでいなくなった時に初めてその人の凄さを痛感することになるでしょう。

    「リーダー肌ではない」

    「いぶし銀」と呼ばれるタイプの人は「みんなを率いていくタイプ」ではないのもその特徴のひとつです。ただ黙々と自分の業務に励むタイプですが、その人の仕事はとても重要であることが多いです。縁の下の力持ちタイプといえます。

    「いぶし銀」を英語でいうと?

    「いぶし銀」を英語でいうと?

    「いぶし銀」の英語表現を紹介します。「sophisticated」は「洗練された」という意味の言葉で、洗練された演技や仕事をする様子から、「いぶし銀」と日本語訳することもあります。また、「sophisticated workmanship」で「精巧な細工」という意味になります。

    「いぶし銀」の使い方と例文集

    「いぶし銀」の使い方と例文集

    「いぶし銀」な使い方や注意点、例文を紹介します。言葉の使い方を正確に理解することで、自信を持ってコミュニケーションがとれるようになります。

    「いぶし銀」の使い方

    「いぶし銀」という言葉は、「とても能力があり有能な人材であるが、あまり目立たない人」のことを指します。基本的なニュアンスとしては「縁の下の力持ち」と同じで、実力があるというニュアンスになります。この言葉は褒め言葉として用いても問題ありません。ただ、相手の感じ方には注意が必要です。 目立たないというニュアンスも持つ言葉であるため、使う相手は選びましょう。

    「いぶし銀」を使用するときの注意点

    「いぶし銀」という言葉を使うときの注意点として、3つのポイントが挙げられます。1つめは、目立ちたい人には失礼にあたるという点です。リーダー的存在であったり、脚光を浴びるたりすることが好きという人にとって、目立たないというニュアンスがある「いぶし銀」という言葉は悪くとられてしまう可能性があります。2つ目のポイントは女性には使わないという点です。「いぶし銀」という言葉を「華がない」という意味に解釈してしまうと、相手の気分を害してしまう可能性があります。3つめは、自分には使わないという点です。「いぶし銀」という言葉自体は褒め言葉であるため、自分に対して使うのは不自然です。以上3点が「いぶし銀」を使う際の注意点になります。

    「いぶし銀」の例文

    「いぶし銀」という言葉を用いた例文を紹介します

    ・彼はあまり目立たないが仕事が非常にできる。うちの職場のいぶし銀といえる存在だ。
    ・私は注目を集めたいと思うタイプではないので、いつかはいぶし銀的な役割を果せるようになりたい。

    まとめ

    「いぶし銀」は「見た目は地味でも実力や魅力があるもの」という意味を表す言葉です。この言葉は誉め言葉であるため、自分に対しては使えないという点において注意が必要です。使い方や注意点を正確に理解し、正しく日本語を操れるようになりましょう。

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