「心許ない」の意味や使い方とは?類語「心細い」との違いや英語・例文も紹介

    URLをコピーする
    URLをコピーしました!

    「心許ない」という言葉を聞いたことはありますか?聞いたことがあるという方は、その正しい使い方をご存知でしょうか。「心許ない」の使い方や語源に加え、「心細い」との違いについても詳しく説明します。是非参考にしてみてください。

    目次

    「心許ない」の読み方

    「心許ない」の読み方

    「心許ない」の読み方は「こころもとない」です。「許」は「許す」「許可」などで使われる漢字ですが、「もと」という読み方を知らない方も多いことでしょう。ひらがなを使って「心もとない」「こころもとない」と書かれることもありますが、「心許ない」と漢字で表記されていたときでも正しく読めるよう、読み方を覚えておきましょう。

    「心許ない」の意味とは?

    「心許ない」の意味とは?

    「心許ない」という言葉を聞いたことがあっても、詳しい意味を知らない方もいるかもしれませんね。「心許ない」の詳しい意味について説明します。

    頼りなく不安

    「心許ない」の1つ目の意味は「頼りなく不安」です。物事のなりゆきが気がかりで不安に感じたり、心配することを表現するときに適した言葉です。例えば、新入社員の仕事ぶりについて「心許ない」と感じることがあるかもしれません。

    ぼんやりしていてハッキリしない

    「心許ない」の2つ目の意味は「ぼんやりしていてハッキリしない」です。「頼りなく不安」という意味で使われることの方が頻繁ですが、こちらの「ぼんやりしていてハッキリしない」という意味でも使われることがあります。

    「心許ない」の由来・語源

    「心許ない」の由来・語源

    「心許ない」の意味を、一目で漢字から推測するのは難しいと思う方もいるかもしれません。ここでは「心許ない」の語源について説明します。

    心のコントロールが効かず不安

    「心」「許」「ない」という3つに分けて「心許ない」の語源を解説していきます。「心」はそのまま「心」「気持ち」という意味です。次に「許(もと)」は馴染みのある「元」という漢字の意味と同じです。「許」「元」には「根拠」や「土台」という意味があり、「許ない」で「根拠がなく頼りない」「落ち着かず不安である」ことを指します。つまり「心許ない」は「心や気持ちが頼りなく不安」という意味になります。「心のコントロールが効かず不安になる」と言ってもよいでしょう。

    「心許ない」は古語では「待ち遠しい」という意味

    「心許ない」は「こころもとなし」という表現で、古典文学の中でも使われてきた言葉です。古語の「こころもとなし」は、現代と同じく「頼りなく不安」という意味でも使われていましたが、多くは「待ち遠しい」「じれったい」という意味のものでした。現代語の「心許ない」は「待ち遠しい」という意味で使われることはほとんどありません。「こころもとなし」が使われている有名な古典文学には、例えば平安時代に書かれた「更級日記」や松尾芭蕉によって書かれた「奥の細道」、清少納言が書いた随筆「枕草子」などがあります。

    「心許ない」の使い方と例文集

    「心許ない」の使い方と例文集

    「心許ない」という言葉を正しく使えるよう、例文を見て学んでいきましょう。

    「心許ない」の使い方

    「心許ない」は「心もとない」「こころもとない」と表記することはありますが「心許無い」と書くことは推奨されていませんので注意しましょう。「心許ない」は「心許ない気持ち」など形容詞として使ったり、「心許なくなる」と動詞として使ったりします。

    「心許ない」の例文

    「心許ない」を使った例文を以下に挙げます。
    ・商社に勤めているのに、英語を話せないのは心許ない。
    ・後輩の仕事ぶりを見ていると心許ない気持ちになる。
    ・今日は取引先の社長の機嫌が悪いと聞き、急に心許なくなる。
    ・大事なプレゼンを前にして、心許ない気持ちはありますが、精一杯やるつもりです。
    ・似たようなサービスの成功例がなく、少し心許ない気持ちになる。

    「心許ない」の類義語・言い換え

    「心許ない」の類義語・言い換え

    「心許ない」の類義語をいくつか紹介します。「心許ない」以外の言い回しをしたい場合には、以下に挙げる言葉を使うとよいでしょう。

    心細い

    「心細い」は「心許ない」と同じように「頼りなく心配」という意味を持つ言葉です。「心細い」は「頼りなく心配」という意味に加え、「寂しい」というニュアンスも含んだ言葉になります。「心許ない」には「寂しい」というニュアンスはないため、これは「心許ない」と「心細い」の違いといえます。この違いについて覚えておけば、どちらを使うべきか迷うことも減るでしょう。
    ・初めてのプレゼンの場に1人で行くのは心細いので、先輩について来てもらった。
    ・大型台風が近づいているというのに、家に1人きりで大変心細い。
    ・ひとり暮らしで風邪を引いてしまい、心細いので両親に連絡した。

    危なっかしい

    「危なっかしい」の意味は「外から見て危なく見える様子」です。例えば、子供が初めて自転車に乗ったときに、周りで見ている大人は、子供が転ぶのではないかとハラハラするでしょう。このような状況のことを「危なっかしい」と表現します。「ハラハラする」というニュアンスが強いことが「心許ない」の意味との違いですが、「心配」「不安」という気持ちを表す言葉でもあるため「心許ない」の言い換え表現としても使えるでしょう。
    ・工事現場での作業を新人に任せたが、危なっかしくて見ていられない。
    ・彼は初歩的なミスが多く、危なっかしくて重要な仕事を任せられない。

    気がかり

    「気がかり」は「心配で、ある物事について頭から離れない」という意味の言葉です。何が心配なのか、心配の原因が具体的である場合に「気がかり」という表現が適しています。反対に心配の原因がはっきりしておらず「何となく心配」という場合には、「心許ない」を使うとよいでしょう。
    ・プレゼン前日にあまり寝られなかったため、よいパフォーマンスを発揮できるかどうか気がかりだ。
    ・彼は昨日咳をしていたので、今頃体調が悪化していないか気がかりだ。
    ・昨晩の飲み会で彼女は昨晩泥酔していたので、無事に家に帰れたかどうか気がかりだ。

    「心許ない」の対義語

    「心許ない」の対義語

    「心許ない」の意味する「頼りなくて心配」の反対の意味を持つ表現にはどんな言葉があるでしょうか。対義語をいくつか紹介します。

    安心

    日常会話でもよく使う「安心」という言葉は「心許ない」の対義語として使えます。「安心」は「不安や心配がなく、心が安らかであること」を意味します。「心許ない」は「頼りなく不安」という意味ですから、反対の意味を持つといえるでしょう。
    ・彼がプレゼンに向けて入念な準備をしていたのを見てきたので、安心して任せられる。
    ・彼女は細かい気配りができて話し方も丁寧なので、取引先との会話も安心して見ていられる。
    ・上司からのお墨付きももらっているので、安心して会議に臨める。

    心配無用

    四字熟語の「心配無用」は、その漢字の通り「心配がいらない」という意味で「心許ない」の対義語として挙げられます。自分のことを心配してくれた人に対して「大丈夫」「心配はいりません」という意味でも使えますので、覚えておくとよいでしょう。
    ・昨晩は熱が出てしまいお気遣い頂きましたが、もう体調は回復したので心配無用です。
    ・この商品には自信を持っているので、品質に関しては心配無用です。

    心強い

    「心強い」は「頼りにするものや心の拠り所があって安心」という意味です。これは「心許ない」の反対の意味を指すといえるでしょう。
    ・彼は新製品のことを熟知しているので、会議に同席してくれると大変心強い。
    ・彼は新人ながら、大学時代に留学経験があり語学が堪能なので、外国企業との交渉担当として心強い。
    ・私には頼りになる先輩が複数人付いてくれているので、心強い限りだ。

    まとめ

    「心許ない」は「こころもとない」と読み、「心もとない」「こころもとない」と表記されることもあります。「心許ない」の意味は「頼りなく不安」「ぼんやりしていてハッキリしない」です。古語では「待ち遠しい」や「じれったい」などの意味でも使われていましたが、現在はその意味で使われることはほとんどありません。類義語としては「心細い」や「危なっかしい」「気がかり」などの言葉があります。「心細い」との違いは「寂しい」というニュアンスが含まれているかどうかです。「安心」「心配無用」「心強い」は「心許ない」の対義語として使える言葉です。

    ビジネス動画チャンネル「先輩と後輩のまよちゃん」

    やたらと会社の先輩に「~してください」と命令してくる後輩

    やたらと先輩に「左様でございます」を使ってくる後輩

    やたらと先輩に「頑張ってください」を使ってくる後輩

    笑いながらビジネス用語やマナーを覚えられる!先輩と後輩のまよちゃんのYouTubeチャンネルはこちら

    この記事が気に入ったら
    フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!
    URLをコピーする
    URLをコピーしました!
    目次
    閉じる