「追記」の意味と使い方とは?類語や英語表現、メールや広報などでの使い方も紹介

追記

「追記」とは後から文章を書き足すことと、書き足した文のことをいいます。「追伸」や「加筆」、「付記」などの似た言葉について、それぞれの意味の違いを知っておきましょう。ビジネスメールや広報などでの「追記」の使い方も紹介します。

目次

「追記」の意味とは?

「追記」の意味とは?

「追記(ついき)」とは「記を追う」と書くことから、書き終えた文の後にさらに文を付け足すこと、その付け足しの文のことをいいます。付け足すものは文章で、表やグラフ、絵などは含まれません。「追記」の内容は文に関係する、しないを問わないことも覚えておきましょう。

「追記」の類義語・言い換え

「追記」の類義語・言い換え

「追記」の類義語や言い換え表現は多数ありますが、それぞれに細かい意味や使える場面は異なります。類義語の意味を知り、正しく使い分けましょう。

1.追伸

「追伸(ついしん)」とは手紙の本文を書き終えた後に、さらに書き加えた文のことをいいます。「追記」は文書で、「追伸」は手紙に使える点が異なります。結婚のお祝いやお見舞いでは重ね言葉にあたるため、謝罪文では付け足しは失礼にあたりますから、「追伸」は使えないと知っておきましょう。また、ビジネスメールや目上の人に対しては「追伸」は手抜きと思われるため、使ってはいけないとされています。
・追伸 またお会いできる日を楽しみにしています。
・プリントアウトした手紙に、手書きで追伸を付け加えた。

2.加筆

加筆(かひつ)」とは、絵や文章などに追加、訂正をするための付け加えることをいいます。「加筆」は文を書いている途中で漏れていることなどを付け加えることをいいますが、「追記」は本文を書き終えてから、最後にまとめて書き足す点が異なります。
・レポートに加筆をし、さらに完成度を上げて提出した。
・スピーチの原稿をチェックしてもらったら、これでは時間が持たないからと加筆修正を求められた。

3.付記

「付記(ふき)」とは本文に文を付け加えること、付け加えた文章をいいます。「追記」は本文の内容に関係する、しないを問いませんが、「付記」は本文とは別の内容に限られる点が異なります。また、「追記」は文書に使われ、「付記」は資料や書籍で使われることも知っておきましょう。
・報告書には、少数意見も付記しておく。
・この件については、商品についての評価も付記しておくのが望ましい。

4.補記

「補記(ほき)」とは、本文の不足点を補う文を書き足すことをいいます。本文には入れられなかったが必要なことや、読み手に伝えた方がよいと思われる情報などを「補記」で記します。内容の重要度は、「追記」よりも「補記」の方が高いと考えましょう。
・詳細や注意事項を、補記しておく必要があるだろう。
・本の巻末には、シリーズ別冊に記載されなかった内容が補記されてあった。

5.追録

「追録(ついろく)」とはすでに完成済みの文章に新しい文を書き足すこと、書き足した文のことをいいます。書籍に多く、変更のあったページのみを「追録」として発行し、差し替えてもらいます。後からの「追録」を前提にしている書籍のことを、「加除式書籍」といいます。
・この書籍については、随時追録が刊行されている。
・追録の加除整理が済んだら、その年月日と改定日とを表に記載しておくこと。

6.書き足し

「書き足し」とは、すでに作成した文章にさらに文を付け足すことをいいます。「追記」に似た意味を持ちますが、「加筆」により近いニュアンスを持っています。
・書いた文章を読み直したら不備を発見したので、情報を書き足した。
・参考書に自分でポイントを書き足し、理解が進むよう工夫している。

「追記」の英語表現

「追記」の英語表現

「追記」の英語表現には「add a postscript to」や「additionally write」、「P.S.(postscript)」などがあります。例文とともに、それぞれの使い方を紹介します。

「追記する」の英訳

「追記する」の英訳は「add」を使い、「add a postscript to」や「additionally write」などとします。「add」は「追加する」や「付け加える」などを意味する動詞、「additionally」は「加えて」や「さらに」を意味する副詞です。
・He should add a postscript to the Report the following matters.(彼は次に続く事項をレポートに追記しなければならない。)
・To additionally write in the document information.(文書に追記できるようにする。)

英文での「追記」は「P.S.」や「ps」と書く

英語で文章を書いたとき、「追記」は「P.S.」や「ps」と書きます。英語のビジネスメールでも、「P.S」は使われています。「P.S.」とは英語の「postscript」の略で、「追記」や「追伸」を意味しています。「to add a postscript」や「tag on a postscript」でも「追記する」と表現できます。
・P.S. Could you tell me what happened to the project?(追伸 プロジェクトはどうなっていますか?)
・Will you please add a postscript to your letter saying that I got home yesterday?(私が昨日帰ったことを手紙に追記していただけないでしょうか?)

「追記」がつく言葉

「追記」がつく言葉

「追記事項」とは、本文に書き添える項目のことです。契約書類や社内メールで用いることが多く、本文に続いてルールや条件などを箇条書きで付け加えます。文章の初めや件名に「追記あり」と書いておくと、読み手にあらかじめ最後に「追記」があるとお知らせできます。

「追記」の使い方と例文集

「追記」の使い方と例文集

「追記」はビジネスシーンで使われることが多い言葉です。メールや広報から発信する文面、議事録などに「追記」するケースがあります。「追記」は本文の後に書くのが一般的で、本文の内容を補足するための文を短く付け加えましょう。「追記:」と始めるなどして、どの部分が「追記」かをわかりやすくするのも大切です。

「追記」を使ってメールを再送するとき

メールを再送するときは前のメールと区別できるよう、件名に「追記」を入れておきます。再送メールには前のメールの本文は入れず、「追記事項」のみとしましょう。最初に「先に送ったメールの追記事項です」とすると、読み手がわかりやすくなります。「追記」で再送するメールには相手が必要とする、有益である情報を入れましょう。

「追記」を広報で使うとき

新しい商品や企画をリリースするとき、メディア向けに出す文面では「追記」がよく使われています。商品説明を軸とした本文の後、「追記 なお、こちらの商品写真はイメージとなりますのでご了承ください。」などと注意や必要事項を補足するのに使います。

「追記」を議事録で使うとき

会議の議事録を作成した後、本文を補足するための内容を「追記」することがあります。「追記」が長すぎると本文の印象が薄まってしまうので、短くまとめるようにしましょう。本文中の、本来「追記」すべき箇所に※印を入れ、「追記」は末尾に記載する方法と、本文中に文字色やフォントを変えて直接「追記」を入れてしまう方法とがあります。

「追記」を使った例文

「追記」を使った例文を紹介します。
・社内マラソン大会のお知らせを作成したのですが、何か追記事項がないか確認をお願いいたします。
・文書の最後に、ただし書きを追記した。
・議事録の斜体フォントの部分が、追記している内容です。
・資料の最後の文は、〇〇年〇月〇日に追記しています。
・イベント開催のお知らせの追記に、申し込み定員に達したら募集を締め切ると書き添えた。

まとめ

「追記」とは本文の後にさらに文を付け足すことや、その付け足し文のことをいいます。「追伸」や「加筆」、「付記」など似た言葉が複数あるので、意味を知って正しく使い分けましょう。ビジネス文書を作成するときは、どこに「追記」すべきかも確認しておくとよいでしょう。

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