「はじめとする」は漢字と意味とは?使い方や類語、例文・英語表現も解説

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    書類などで「~をはじめとする」という表現を目にしたことがありますか?文脈で理解はしているけど、正確な意味を説明できない方も多いはずです。「はじめとする」の意味から使い方、類似表現と英語表現、「始め・初め」の違いまで、詳しく説明します。

    目次

    「はじめとする」の意味と漢字表記

    「はじめとする」の意味と漢字表記

    「はじめとする」という表現を聞いたり、実際使ったことはありますか?習慣的に使っていても、「意味を説明して」と言われると、意外と戸惑いますよね。まずは「はじめとする」の意味と正しい漢字の書き方について一緒に見ていきましょう。

    「はじめとする」の意味とは

    「はじめとする」は「〇〇をはじめとする」の形で使われることが多いです。この「〇〇」が複数あるほかの例を代表しているという意味です。

    例えば、「弊社では冷蔵庫をはじめとする各種電化製品を製造しています」というと、その会社の代表的製品が冷蔵庫であり、他にもいろいろな電化製品を製造しているという意味です。

    「始めとする」が正しい書き方

    「はじめとする」は一般的に「始めとする」と書くのが正しいと認識されています。「始め」にものごとに着手するという意味があるためです。

    しかし、「初めとする」と記載される場合もあるなど、「始め」と「初め」が混用されています。どちらの意味かはっきりしない場合、ビジネス文章などには混乱を避けるためにひらがなで書いた方がいいかもしれませんね。

    「始め」と「初め」の意味の違いと使い方に関しては、次の項目で詳しく説明します。

    「始め」と「初め」の違いは

    「始め」と「初め」の違いは

    「はじめ」は「始め」とも、「初め」とも書きますよね。ここでは2つの違いについてわかりやすく説明します。

    「始め」は物事のはじまりを意味

    「始め」には「ものごとの開始」という意味があります。ある時点からものごとが起こったり、新たな行動をはじめる場合に使われる言葉で、「創め(はじめ)」とも書きます。

    「始め」と「初め」どちらを書いたらいいか戸惑うときには英語の「start」に該当する表現を「始め」と書くと覚えてみてください。しかし、両者の区分がはっきりしない部分も多く、慣用句のように使われる表現も多いです。どちらかわからない場合は、混乱を避けるためにひらがなで表記するといいかもしれませんね。

    次は「始め」を使う表現の例です。

    ・授業を始める
    ・事始め
    ・食べ始める

    「初め」は物事の1番目を意味

    「初め」はものごとの最初という意味を持ちます。英語の「First」に置き換えられる場合は「初め」と表記すると覚えておくとわかりやすいでしょう。

    次は「初め」を使う表現の例文です。

    ・月の初め
    ・生まれて初めて
    ・初めからやり直す

    「はじめとする」の使い方と例文

    「はじめとする」の使い方と例文

    次に「はじめとする」の使い方を例文を交えてご紹介します。

    「~をはじめとして」「~をはじめ」の形で使う

    最初にも説明しましたが、「はじめとする」は主に「~をはじめとする」の形で使われます。「~をはじめ」や「~をはじめてして」と書いても同じ意味です。

    主に文書に使われるかしこまった表現

    「はじめとする」は口語より文書で使われることが多い、かしこまった表現です。口語で使われる場合は会社のプレゼンテーションや新商品発表会、学会など、格式張ったイベントで使われることが多いです。

    特にセールスの場面で商品を紹介するとき、「△△をはじめとして~」と紹介すると、複数ある自社商品の中でも「△△」が代表商品であることを強調する表現になります。

    例文

    では「はじめとする」を使った例文を見てみましょう。

    ・当店ではヘッドスパをはじめとするリラクゼーションサービスを提供しています。
    ・現代では西洋医学の方が主流になっていますが、お灸をはじめとする東洋医学もWHO認定されたことをきっかけに、その有効性が注目されています。
    ・ゴボウをはじめとする根菜には食物繊維が豊富に含まれており、便秘予防はもちろん、腸の健康をにも役立ちます。しかし、同時に糖質も多く含んでいるので、摂取量には気を付けるべきですね。
    ・柔道をはじめとするスポーツ分野において、新しいタイプのスポーツマッサージが注目を浴びています。
    ・弊社の研究開発部門は未来技術開発部をはじめとする3つの部に分かれています。
    ・家族をはじめ、たくさんの人の助けや励ましがなかったら、現在のような成功には至らなかったはずです。
    ・日本にはTOYOTAをはじめとして、アジア諸国で人気の高い自動車メーカーが多数存在する。

    「はじめとする」の類義語・言い換え表現

    「はじめとする」の類義語・言い換え表現

    今回は「はじめとする」に代わって使用できる表現を一緒に見てみましょう。

    ~を筆頭に

    「筆頭(ひっとう)」は漢字のまま訳すると筆の先ですが、そこから転じて代表する人、または最も主になるものを指す意味も持っています。「~を筆頭に」と書くと、「~を代表に」という意味です。

    次は「~を筆頭に」を使った例文です。

    (例文)
    ・田中さんを筆頭にした労働組合が、会社の不当な解雇に対して抗議の声明を出した。
    ・今回の旅行先は、その地域の高級旅館の筆頭にもあげられる有名なところだ。

    ~を皮切りに

    「皮切り(かわきり)」とは、ものごとのはじめ、または最初にすえる灸(きゅう)を意味します。「~を皮切りに」というと、「~の最初に」、「ものごとの始めに」という意味になります。

    「皮切り」は本来「最初にすえる灸」を意味し、そこから「ものごとのはじめ」という意味に転じたと言われています。最初にお灸をすえると、熱さでまるで肌が切れるように痛いという意味で「皮切り」と表現されていたそうです。お灸は最初は痛みを伴いますが、それを我慢すると徐々に慣れてきて、結局は体にいい作用をしますよね。そのように「ものごとの始めが肝心」という意味で「皮切り」を「ものごとのはじめ」という意味で使うようになったのです。ご参考までに知っておいてくださいね。

    次は「~を皮切りに」を使った例文です。

    (例文)
    ・あのジャズバンドは8月の大阪公演を皮切りに、全国ツアーを始める予定だ。
    ・昨年日本でメガヒットを出したあのカップ麺が、タイを皮切りに、アジア市場への進出を目指している。

    ~を代表に

    「代表(だいひょう)」とは、ある一部が全体をよく表していること、または団体など多数の人に代わって全体の意思を他に伝える人という意味です。「~を代表に」というと、団体など複数あるものに代わって、それらを象徴するものという意味になります。

    次は「~を代表に」を使った例文です。

    (例文)
    ・「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を代表にするゾンビ映画は、マニア層を中心にいつの時代も愛されてきた。
    ・彼を代表に新商品開発のプロジェクトチームが発足した。

    「はじめとする」の英語表現

    「はじめとする」の英語表現

    「はじめとする」は英語でなんと言うでしょう。「はじめとする」に該当する英語表現とその例文をわかりやすく説明します。

    including など

    「はじめとする」とニュアンスは少し異なりますが、英語表現としては「including」があります。「include」は~を含むという意味ですので、日本語の「はじめとする」のように複数ある中の代表という意味合いは薄いです。「including」と似たニュアンスの表現として「such as(~のような)」という表現も使えます。

    日本語の「はじめとする」により近いニュアンスの表現としては「starting with」があります。

    例文

    次に「including」などの例文を紹介します。

    ・You should provide the document, including evidence.
     あなたは証拠を含む文章を準備しなければなりません。
    ・The money given is to cover expenses, such as medical expenses for the poor.
     寄付金は貧困層の医療費のような分野に充てられます。

    まとめ

    「はじめとする」はある複数を代表する例という意味で使われます。「始めとする」が正しい表記とされていますが、ニュアンスによっては「初めとする」や「はじめとする」と表記されます。

    今回の記事をきっかけに「はじめとする」の意味や複数ある漢字表記の違い、類似表現などを覚え、ぜひビジネスシーンでご活用くださいね。

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